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徳田虎雄理事長の退任表明

平成25年10月24日(木)

 去る10月8日に発表した声明のとおり、東京地検の捜査やマスコミ報道による混乱の責任を取り、私は本日の臨時理事会をもって医療法人徳洲会および特定医療法人沖縄徳洲会の理事長職を退任いたします。残りの4法人の理事長も順次退任する所存です。理事の皆様や職員、家族の皆様に大変なご迷惑とご心配をおかけいたしましたことについて、心よりお詫び申し上げます。
 これまで私は私利を求めることなく、ただひたすらに、一人でも多くの助けられる命を助けたいという思いに駆られ、これまで全力疾走してきました。時には離島・へき地の病院を支え、時には国内外の病院や医療施設の建築資金を用意するため、多くの医療法人や関連会社を設立してきました。私にとって、命を救う病院を一つでも増やすことが使命でしたが、多くの医療法人や関連会社が設立されていくにつれ、結果として非営利企業(医療法人グループ)と関連会社(MS法人グループ)の家族支配という批判を受けるに至りました。この際、私は責任をもってMS法人の再編を進めるなかで、必要な機能を残すとともに、組織の透明性を高めたいと考えています。
 それに伴い、経営にかかわってきた私の家族につきましても、責任をもって対処する所存です。本日の臨時理事会において、後任の理事長が選任されることになりますが、今後は新理事長の下で、この難局を乗り切り、徳洲会の理念が、医療・介護・福祉にかかわる全ての人々の心の拠り所となるような組織づくりに邁進し、徳洲会グループを一層、発展させていただけるよう心からお願いいたします。
 私の心は永遠に皆さんと一緒です。徳洲会の「生命だけは平等だ」の理念の下に、ここにいる全ての皆さんが一丸となって、地域や国境を越えて活躍されることを。
 この40年、私は幸せでした。理事長として皆さんとともにあり、皆さんとともに仕事ができたことは、人生の最高の誇りです。今日、私の心と理想は皆さんに引き継がれます。

平成25年10月20日
医療法人 徳洲会
特定医療法人 沖縄徳洲会
理事長 徳田虎雄